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世界と勢力

-世界を織りなす主要な要素-

自覚なく滅びゆく人類が暮らすのは、機械の描く仮想世界。

しかし世界は、

おぼろげに霞む夢のように、寿命を迎えつつある。

いつしか怪物が生まれ、それに対処するため不死者が生まれた。

混沌が渦巻く中、​いびつな秩序によって、

世界は​かろうじて崩壊を免れていたのだった。

イズリートインゼル

ある仮想世界に存在する大都市。

調整者のみが対話できるとされる管理者——―

——―「神託」に言わせれば、

『21世紀ほどの人類文明を模倣したかのような、

おそろしく精巧な再現都市』。

暮らす者たちにとっての揺り籠、

あるいは牢獄である。

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調整者
レギュレイター

人が持ち得るはずのない力を行使し、

この世にあってはならないものを潰し続けるため

死なない身体と異能を授けられた者たちの総称。

死してなお戦い続ける狩人であり、

世界に蔓延る不具合存在を浄化するために、

管理者である「神託」により生み出された特異な存在。

だが、大いなる力を持っていたとしても、

その使命や、責任を果たそうとする者ばかりではない。

そしてなぜか、​神託はその混沌を黙認している。

​不具合存在
イレギュラー

イズリートインゼルに蔓延る怪物。

​世界から浄化すべき異物であり、人類の敵対存在。

一般人には視認できないもの、

小型のもの、建物より大きなもの、

対話が可能なほどの知性を持つもの、

人型のもの、さまざまな種類が存在する。

一説では、仮想世界の情報処理が行われた際、

稀に発生するノイズ群が集合し

自立行動をするようになったモノとされている。

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自警団
ビジル

不死者たちの中で比較的、秩序を重視する組織。

かつてはわずかな集団だった彼らは、

今や一般人格存在らの警察組織とも連携し、

正義の名のもとに

不具合存在を浄化、無法者に対処する。

無法者
アウトロー

イズリートインゼルにおいて、

法や倫理を超えた行いをする者たちの総称。

その大多数を占めるのは

小規模の集団やチンピラの類いである。

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オルドナ
一般人格存在

調整者ではない者たちの総称。

異能を持たず、異形を知らず、

そのほとんどが、

自らが住まう世界を現実だと信じ、

日々を暮らしている。

調整者と協力する者もいれば、

無謀にも争う者も存在する。

"業者"
ぎょうしゃ

調整者専門で死体処理業を担う組織。

​「クリーナー」とも呼ばれる。

何らかの要因によって一時的に死んでいる調整者を、独自の手法によって拘束しておく

「収容所」のような施設を貸し出している。

派閥や政治的立場を問わず依頼は公平に請け負う。

自警団は捕らえた無法者の収容に業者の施設を一部利用し、無法者もまた、理由は様々だが自警団側と同様に一部施設を利用している。

◆Author's Note // 補遺

「過去にあったとされる、21世紀っぽい時代を再現している仮想世界にある街」というのは、

 だいたい現代日本っぽい、ちょっと日本ぽくない景色もある場所、という雰囲気です。

 現代日本の再現世界っぽいところなので、現実にありえるような楽曲も流れていたり、ドラマや映画も現実に則したモノが存在しているのかもしれない……という曖昧な空間だと思っていただければ。

 ※そのため、キャラごとの好きな曲が実際にあるものだったりするという感じ

*****​以下細かい話*****​

 雰囲気的にはだいたいマトリックスみたいな感じだと思っておただければ想像しやすいと思います。
 「フェッセンデンの宇宙」とかプラトンの「洞窟の比喩」とかが結構好きなので、そういう話を盛り込もうと考えていました。また、動画のタイトルは忘れてしまったのですが(「Unity Adam」で検索すると出てくると思いますが)人の意志が入り込んだようなロボットのCGアニメーション動画にも影響を受けています。

 ざっくりいうと『​機械が人類を大量殺戮し生き残りは実験用と廃棄を待つ不良品だけになったとき、最新の自己診断アップデートで「後悔」の感情を学習した機械はすぐさま人類を保護する方向に方針転換したものの、実験用の人間は自由を与えられた瞬間全員自殺を図った為、眠らせた人間の見る夢の世界で空想上の人間を保護することになった未来』の話で、キャラが描かれる舞台はほとんど現実世界ではありません。

 bluebloodでキャラクターが動いている世界は「インキュベータ」と呼ばれる有機ハイブリッドコンピュータの中。現実世界で眠っている人間たちが見ている夢の世界に、機械による補正を加え構成された電脳の世界です。
 インキュベータ一つごとに人間一人が接続され、それぞれのインキュベータが作り出す世界観は異なります。
 21世紀時代の現実に近い再現世界から、ファンタジーよりで魔術の行使があるような神秘的な世界を構築しているものもあります。それぞれのインキュベータは「○○・インキュベータ」と呼称されています。

「blueblood」で描かれる電脳世界では​大規模な再現都市が広がっており、21世紀半ばの時代の世界を高いレベルで模倣しています。
 どのインキュベータも共通して、「神託」と呼ばれる管理AI群がそれぞれ電脳内の演算や処理を担っています。彼らは別のインキュベータに干渉し合うことはなく、また余程内部存在に干渉することはありませんが、干渉する際は対象が最も信頼するであろう形や声になって接触します。

 また、インキュベータは高性能な装置ですが、有機パーツである人間、つまり生物であるため何かと不安定で、度々ノイズを発生させます。
 「blueblood」においてはそれらによって電脳世界内に発生した事象を「情報の軋轢」、それらが生物のように単独で活動し始めると「不具合存在」などと呼称しています。インキュベータによっては「魔物」とか呼ばれているかもしれませんね。

 「不具合存在」は、世界内部にいない神託による干渉は困難であり、内部の存在に処理を委ねるほうが効率がいいため、内部存在や内部に侵入した元外部存在に特殊なプログラムをインストールし、除去をさせています。
 そのプログラムは周囲の情報を書き換えるなど、特別な権限が与えられるものです。


 展開している際は体表面などに青白い線が走るため、「貴族の血統」と呼称されており、「血統」を扱う存在は「調整者」と呼ばれます。bluebloodのタイトルはこの「貴族の血統」からきています。
 「調整者」は血統のインストールの際に存在情報の書き換えが行われており、超人的な身体能力や生命力を持っています。また、肉体・精神にあたる情報を神託の管理している領域に複製保存されており、肉体情報の損傷があった場合、そこに保存されている情報を基に修復します。

 ざっくり言うと「不死身」ってことになります。
 ブルブラにおけるキャラクターたちはほとんどこの「調整者」たちってことになります。
 キャラや用語については、別ページを参照してください。

 


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